
大阪府大阪市都島区・京橋の鍼灸院【南川はりきゅう院】です。
当院では、パーキンソン病による動作の遅さ(動作緩慢)や歩きにくさ、薬の効き方のムラなどでお悩みの方に対して、東洋医学の考えをもとにした鍼灸施術を行っています。
今回は、
「なぜパーキンソン病では動きが遅くなるのか」
そして
「日常生活で少しでも楽に動くための工夫」
について、できるだけ分かりやすくお伝えします。
パーキンソン病で動きが遅くなる理由(動作緩慢)
パーキンソン病では、脳内でドーパミンという物質が不足することで、体をスムーズに動かす指令がうまく伝わりにくくなります。
そのため、
- 動き始めに時間がかかる
- 立ち上がる、歩き出す動作が遅くなる
- 一つ一つの動作が小さく、ゆっくりになる
といった状態が起こります。
患者さん自身は「力が弱くなった」というより、
「頭では動こうとしているのに、体がついてこない」
と感じることが多いのも特徴です。
動きが遅くなることで起こりやすい悪循環
動作が遅くなると、
- 動くこと自体が億劫になる
- 外出や家事の機会が減る
- 筋肉や関節を動かす量が少なくなる
といった流れが生まれやすくなります。
すると、体のこわばりや血流の低下が進み、
さらに動きにくさを感じやすくなる、という悪循環に陥ることも少なくありません。
東洋医学からみた「動きにくさ」の考え方
東洋医学では、体をスムーズに動かすためには、
「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りが大切だと考えます。
パーキンソン病の方は、
- 体が冷えやすい
- 胃腸の調子が不安定
- 便秘がち
といった状態を併せ持つ方が多く見られます。
これらは、体の中の巡りが滞りやすくなっているサインでもあり、
巡りが悪くなることで、筋肉や関節がこわばり、動作の遅さにつながっていると考えます。
東洋医学からみた「気持ち」と動作緩慢の関係
東洋医学では、体の状態だけでなく、
気持ち(精神状態)も体の動きに大きく影響すると考えます。
パーキンソン病の方の中には、
- 動こうとすると失敗しそうで不安になる
- 以前うまくできなかった経験が頭に浮かぶ
- 人前で動くことに苦手意識が出る
といった気持ちを抱えている方も少なくありません。
このような状態が続くと、
東洋医学的には**「気の巡りが滞り、体にロックがかかったような状態」**になり、
- 動き始めがさらに遅くなる
- 体が固まったように感じる
- 頭では分かっているのに体が反応しない
といった感覚が強くなることがあります。
これは決して「気のせい」や「気持ちの問題」ではなく、
不安や緊張が体の巡りに影響している状態と考えられます。
少し楽に動くための日常生活の工夫
① 動作を「分けて」行う
立ち上がる・歩き出すなどの動作は、
一気にやろうとせず、
- まず姿勢を整える
- 一呼吸おく
- それから動き出す
と、動作を分けることで体が反応しやすくなります。
② リズムを意識する
歩くときに、
- 声に出して数を数える
- 一定のテンポで足を出す
など、リズムを意識すると、動きがスムーズになる方も多くおられます。
③ 体を冷やさない
体が冷えると筋肉はこわばりやすくなります。
- 首・お腹・足首を冷やさない
- 湯船にゆっくり浸かる
といったことも、動きやすさを保つための大切なポイントです。
鍼灸でできるサポート
鍼灸では、
- 体の緊張をやわらげる
- 血流や巡りを整える
- 胃腸の働きをサポートする
といったことを目的に施術を行います。
すぐに症状がなくなるわけではありませんが、
「動き出しが少し楽になった」
「体のこわばりがやわらいだ感じがする」
といった変化を感じられる方もおられます。
最後に
パーキンソン病による動作の遅さは、
「気合」や「努力」でどうにかできるものではありません。
病気の特徴を理解し、
体の状態に合わせた工夫やケアを取り入れることで、
日常生活を少しでも過ごしやすくできる可能性があります。
大阪市都島区・京橋にある鍼灸院【南川はりきゅう院】では、
パーキンソン病による動作緩慢や歩行の不安でお悩みの方に対して、
一人ひとりの状態に合わせた鍼灸施術を行っています。
気になることがあれば、無理をせず、いつでもご相談ください。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。


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