パーキンソン病 パーキンソン症候群の病態・症状と鍼灸治療

病態

症状

  • 歩行障害(小刻み歩行、突進歩行、すくみ足)
  • 筋肉のこわばり(筋固縮
  • 動作がゆっくりになる(動作緩慢
  • ふるえ(静止時振戦
  • バランスを崩しやすくなる(姿勢反射障害

自律神経症状として便秘や立ちくらみ(起立性低血圧)などを発症する場合もあります。

原因

中脳の黒質という部分の神経細胞が減少する事で、神経伝達物質であるドーパミンの生成が少なくなり発症します。中脳の黒質の異常だけではなく、ドーパミンを受容する器官の異常によっても同じ様な症状を呈することがあります(パーキンソン症候群)

西洋医学では主に投薬の治療が中心で、薬により脳内のドーパミンの量を増やし症状を軽減させる治療がおこなわれています。

パーキンソン病における東洋医学的見解

パーキンソン病の症状の中で、筋肉のこわばり、ふるえ、便秘は殆どの患者様にみられる症状です。
東洋医学的な鍼灸では、筋肉の症状は経絡(つぼが存在する機能的な線)の異常だと考えます。
例えば筋肉痛やギックリ腰などの症状は何かしらの衝撃によって経絡の流れが悪くなってしまうことによって起こります。軽症であればマッサージをして流れを良くすれば治ります。肩こりや軽い腰痛などでマッサージを受けると改善するという方は多いと思います。

一時的な経絡の詰まりであれば治療により流れを良くしてあげる事で改善しますが、パーキンソン病の場合は、様々な要因によって経絡の不通を起こしています。
その一つが便秘だと考えています。人の体は排泄によって体の毒素を排出しています。毎日行われている生命活動の中で出た不要なものを、体外に排出しています。その排出機能の一つである排便が止まってしまうという事は、体内に不要な物が溜まり体のいたるところで詰まってしまうという事になります。こういった状態になると様々な症状を引き起こす原因となりえます。

とはいえここまでの状態は、普段から何かしらの不調を持っている方にも多くみられる状態です。人の体は悪い物にたいして防衛する能力が備わっているので少々便秘が続いたからと言って脳に影響がおよぶということはありません。しかしパーキンソン病の場合は、慢性的・突発的なストレスや過労、睡眠不足、乱れた食生活などが長期に渡って続く事によって体の防衛機能が弱まってしまい悪い物に対して抵抗できなくなってしまい起こると考えます。

当院の治療方針

東洋医学的な鍼灸治療では、便秘を始め、食欲不振胃炎の症状睡眠障害・不足、運動不足による筋肉・関節の可動性の低下など、また、これらの症状に伴い起こる、気分の落ち込みやる気がでないなどの精神的な不調などを、身体全体の状態を診察し、改善していきます。

身体全体の調子から立て直す事で、病気に対し”心も体も””抵抗できる体力がついてきます。
そうする事で、症状の進行を緩和し、先週よりも、昨日よりも体が動きやすいといった症状の改善に繋がってきます。

症状の程度によって、治療するポイントが違ってきますので、個々にあった原因の診察と治療経過に対する的確な判断をして治療を行っていきます。

パーキンソン病の症状

細かい作業が
しづらい

喋りにくい
(呂律 声量)

筋肉 関節の症状

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