難治性疾患・症状の治療

難治性の治療について

東洋医学と難治性疾患

原因や治療法が確立していない疾患や症状に対し、東洋医学的な生体観をもって診る事で、進行悪化の緩和や症状の改善が出来るのではないかと思い難治性疾患に対する鍼灸治療に取り組んでいます。

今まで、14年間難治性疾患の鍼灸治療をしてきましたが、その臨床経験の中で感じた事は、画像診断などでの脳の萎縮の程度に反して、症状が進行せずに維持出来ている場合や逆に萎縮の程度以上に悪くなっていくという場合があり、そこに脳神経からの伝達と筋肉の関係だけではない、別の因子があるのではないかと感じました。

〇進行が比較的早い場合の特徴
・仕事をリタイヤした
・本症状以外の不定愁訴が多い

 (便秘、食欲が無い)
・ほとんど運動をしない(家から出ない)
・何もやる気がでない など

〇進行が緩やか・維持できる場合の特徴
・純粋な症状しかでていない
・運動を継続してしている
・仕事を続けている
・病気に対して前向き など

この様な特徴から、精神的な状態や運動量が進行に関係していて、便秘や食欲低下など不定愁訴が多い程精神的に落ち込み、それが運動量の低下につながり結果、進行悪化を進めてしまうのだと感じます。

そういった不定愁訴の改善や、便秘や食欲低下などの体の調子を整える事で、精神的に前向きになり、自然と運動量が増え症状の進行悪化の緩和や改善につながってくると考えています。

治療法の確立していない難治性疾患、特に進行性の症状では悪化を防ぐ為の治療が必要になってきます。

治療の目的と方針

大人の方

難治性疾患(パーキンソン病 脊髄小脳変性症 多系統萎縮症 ジストニア)の治療は、進行悪化の緩和を目的に行います。

  • より長く歩行を維持できるように
  • 症状による苦痛を取り除くように
  • QOL(生活の質)を向上し少しでも楽に日々を過ごせるように

全身の状態を把握し、改善します。
また家庭での養生の仕方やアドバイスをさせて頂き治療効果を持続できるようにご提案させて頂きます。

治療目的

難治性疾患の患者様は、長期に渡る体の負担(睡眠 食事 ストレス)により
気血の循環五臓六腑の関連などのバランスを崩している事が多く、それにより症状の悪化を起こしています。

脳や身体に大きく進行が見られないのに、

  • 歩きづらくなった
  • フラツキがきつくなった
  • 手足が動きにくくなった
  • 呂律が回りにくくなった

というような進行が見られるのは、
部分的に気血の循環が悪くなっている
(局所的な痛み・冷え 筋肉の緊張など)
五臓六腑の機能が上手く関連しあえてない
(便秘 不眠 食欲不振など)
このような事が原因だと考えます。
当院では、そういった全身のバランスの崩れを治療し、症状の改善や進行悪化の緩和を、めざします。

小児疾患

脳室周囲白質軟化症 発達障害(言葉遅れ 多動など) 自閉症などお子様の難治性疾患の治療をおこなっています。

お子様は、成長過程にあり少しの刺激にも反応しやすく伸びやすい性質を持っていますが、その反面成長のエネルギーを上手く調節出来ない事もあります(良く泣く 夜泣き チック 多動など)そこには、体質的な原因(便秘 食欲不振 虚弱体質など)が関係している事も多くそういった体質を改善し、すこしずつ色んな事出来る様に治療していきます。

治療目的

お子様は、生まれてこれから成長する為に、大人にはない成長のエネルギーを持っています。それが伸びやかに消費され成長するのですが、生まれながらの体質により、そのエネルギーをうまく消費出来ない場合があります。器質的に体の機能不全があったり、便秘や食欲不振など胃腸の機能不全があったりなどの原因により、成長を抑制されているような状態です。

そういった抑制の原因を、出来るだけ改善し成長を促し、運動機能や理解、発声・発語が出来るようになる事を目的に治療していきます。

難治性疾患・症状の治療目標

大きな目標

〇進行の悪化を防ぐ・止める
〇症状の改善をする

現在では、治療法が確立していない難病ですが、治療の大きな目標としてこの2つを考え施術をしています。鍼灸治療をする事で進行が止まったり・緩やかになったりといった変化や歩きにくい・話し難いなどの症状が改善したり、また病院の薬の効き目が良くなったなど、少しでもこの2つの目標に近づけるような治療効果を出せる様にしていきたいと考えています。

”大きな目標”に繋げる為の目標

〇病気に対して前向きになって頂く
〇日々の養生を意識して頂ける様になる(運動 睡眠 食事)

体調や症状の進行を改善する為には、”日々の暮らし方を改善する””というと堅苦しく・難しい印象になりますが、そうではなくストレスを感じる事なく自然に体にとって良い生活リズムや食事・運動が出来ているという事が大切だと思います。
そうする事で体のちょっとした不調にも気づき直ぐに対処する事ができ、結果的に症状の改善や進行の現状維持・改善になっていくと考えています。

その為に必要な事

〇体の立て直し
(便通 睡眠の質 胃腸の機能)
〇周りの方のサポート

体の立て直しをしっかり行い、日々の養生ができる”カラダづくり”をしていく事が大切です。
また、体の調子が良くなると精神面にも影響が出ますので、病気に対して前向きになり、日々の暮らし方が変わってきます。

ですが症状を抱えている患者様は、その日の症状の状態によってモチベーションを保ち続ける事が難しい事があります。そこで周りのご家族などのサポートが必要だと思っています。
その為に、周りのご家族などの方の体調や精神面の治療を含め、難病患者様とご家族の治をしていく事が大切だと考えています。

段階的に大きな目標へ(治療の目的)

体の立て直しを基本として、段階的に体の状態を改善し、養生法をお伝えし実行して頂き、また周りのご家族の方などに対しての治療を通して、”大きな目標に繋げる為の目標”を実践できる様になり、少しでも”大きな目標”である 進行を防ぐ・止める、症状を改善するという目標に近づけていく事を目的に治療をしています。

患者様とご家族の治療

難治性疾患の患者様の症状改善・進行悪化の緩和と日々サポートするご家族の治療を行っています。

患者様の治療と併用して、ご家族の体調管理もさせて頂くプランです。

なぜご家族の治療をするのか?

慢性的な症状をお持ちの患者様、特に難治性疾患の患者様は、長期間での治療が必要になってきます。そのためには、適格な治療サポートと、日常生活を支える為にご家族の協力が必要になってきます。
ご家族の患者様に対する前向きな気持ちや笑顔が、症状の安定を継続させます。

そこで当院では患者様、ご家族が病気と前向きに向き合って頂ける様に、ご家族の治療を通して、患者様の病気に対する不安や相談をお聞きすると共に、体調管理をさせて頂いています。

ご家族の治療をすることにより

患者様に前向きなサポートする事が出来、患者様のモチベーションを向上させます。

体の凝りや痛み、睡眠不足による不調、介護うつなどの症状を改善、または未然に防ぐ事でご家族の体調管理ができます。

一緒に生活を共にしているご家族の体調を診させていただく事で患者様の病態を把握する情報になり、治療効果の向上に繋がります。


どんなご症状でも一度ご相談下さい!!

歩きにくいフラツキがある手足が動かしにくいしゃべりにくいなどの難病に関係する症状や、
長年続いている酷い肩こり腰痛めまい胃腸の不調不眠などの慢性的な症状など、
気になるご症状がありましたら、どんなご症状でも一度ご相談下さい。


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