脳室周囲白質軟化症(PVL)の病態・症状と鍼灸治療

病態

早産児または、低出生体重児に起こりうる、脳室周囲の白質に軟化病巣が生じる疾患です。
病巣の範囲によって手足の麻痺や、精神発達遅滞を起こす事があります。
出生後のMRIなどの検査で診断される事もありますが、成長の過程での運動発達の遅れによって分かる場合もあります。

主に首すわりが遅く、腰や体幹が弱く座位の獲得が遅れる傾向があります。筋緊張により正常な運動発達が阻害され、動かし易い方法での運動発達の獲得になってしまい、筋肉や関節に負担のかかる様な体の使い方になります。
そうならない為に、筋緊張を緩和し、リハビリ等で正常な体の動かし方を獲得する事が治療の目的になる事が多いです。

東洋医学的見解

筋緊張によって運動獲得が阻害されているので、筋緊張を緩和して正常な運動能力を獲得できる状態にする事が大切になってきます。

その為に筋肉の緊張している部分に治療をすると共に、体全体の状態を整えていく事も大切になってきます。お子様は元々成長する為のエネルギーをもっていますのでそれが伸びやかに消費できる様な体づくりをしていく必要があります。

特に脳室周囲白質軟化症のように体に原因があるお子様は、自分のやりたい様に出来ずにストレスがかかったり、活発に動けない為に胃腸の調子や睡眠などに不調が生じる事があるので、そういった部分も改善していく事が必要です。治療をして体の状態を整える事でリハビリの効果も上がります。

当院の治療方針

主に筋緊張の緩和を目的として、全身の状態を整えていきます。
その為にお子様の普段の状態や睡眠時間食欲便の状態、などを毎回お聞きして体の状態を確認しながら治療していきます。

運動の発達には正しく体を使う事を覚える事が必要なので、病院でのリハビリに通院頂き併用して治療を受けられる事をお勧めしています。また、早期の治療が麻痺の緩和につながると考えますので、生後3か月頃からまだ麻痺の症状が出ていなくても治療を開始する事をおすすめしています。

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