脊髄小脳変性症・多系統萎縮症の歩行障害と頭の不快感

難病の症状

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症は歩行時のフラツキが主な症状ですが、患者様がよく訴えられる頭の不快感から対処法などをお話ししたいと思います。

歩行時のふらつき

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症のふらつきは、平衡感覚や位置感覚の中枢である小脳が上手く働かなくなる為に起こります。
平衡感覚や位置感覚は、自分の体が重力に対してどういう向きでどちらにどれだけのスピードで進んでいるか、手足がどのように動いているかなどを察知する感覚でそれらが小脳で情報として集められ体にフィードバックされています。(バランスを取る、動きを調節する)
病院の治療としては、小脳の進行を抑える薬や平衡感覚を維持させる為のリハビリが主になってきます。

東洋医学的に症状から診てみると

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症の患者様でよく訴えられる症状の一つに”頭の不快感”があります。
頭が「ハッキリしない」「ボーッとする」「もやっとする」といった様な感覚で、この違和感がキツイとフラツキが酷くなり、治療後や調子のいい時に、この違和感がましだとフラツキもましになるという方が多いです。

この原因として、全身を巡るはずの気の流れが何かしらの原因で悪くなり、頭への巡りが少なくなっていたり、逆に頭の所で鬱滞してしまったりしているという様な事が起こって、頭の違和感になっていると考えます。(頭痛やのぼせなども同じような原因で起こります)
その気の巡りを良くする要素の一つに”腎”が関係しています、”臍下丹田(さいかたんでん)”というのをお耳にした事はないでしょうか?そこが腎と関係していて、気の巡りにも関係しています。

次に体のバランスですが、おヘソの下に重心を置くと一番安定します。リハビリや武道やスポーツをされていた方はよく聞くと思います。おヘソのしたつまり骨盤に重心を乗せてあげると体のバランスが安定してコケにくくなります。

二つの事からお伝えしたいのは、”丹田”が大事という事です。ここを意識する事で重心がしっかり骨盤に乗って安定するので、フラツキがましになります。
この丹田にしっかりと気を集めれていない事が、頭の不快感などの症状が出ている根本的な要因の一つです。(肩こりや運動不足などプラスの因子が関わる事でより起こり易くなります)

フラツキを改善・進行を緩やかにする対策

丹田を意識して骨盤を安定させるために意識して頂きたい事2つ。

1.お腹に力を入れる練習をする。

2.おヘソの下を意識して深呼吸をする。 

この2つを意識してみて下さい。お腹に力を入れる練習は腹筋をして頂くといいのですが、本格的なやり方ではなく仰向けで寝た状態で、おヘソを見る様に首を上げてもらうだけで大丈夫です。その時しっかりお腹を意識して下さい。

鍼灸治療で”腎の気”の安定を

ストレスや疲労、寝不足、などで腎の気は消耗してしまいます。またこういった事の積み重ねで腎の気は更に消耗してしまいます。そうすると体の回復の為のエネルギーが足りなくなり症状の回復もしにくくなってしまいます。

そこで鍼灸治療では、消耗した元気を補充し、体の状態を改善させる様にしていきます。

ご相談だけでも受け付けておりますので、いつでもご連絡ください。

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