ここ最近多いストレスからの体の不調、肩こりや首こりから始まり頭痛やめまい、疲れやすい、疲れが取れない、眠れないなど様々な症状が出ますが、病院の検査などでは異常は無く自律神経の乱れからと診断される事がほとんどではないでしょうか?
安定剤を処方され、何となく飲み続けているけど、なかなか完治しない…。
そもそも自律神経の乱れって何?どうやったら治るの?
そんな自律神経について東洋医学の体の見方からお話したいと思います。
自律神経とは?
一般的には、自律神経は体の恒常性を保つ為に交感神経と副交感神経という二つの対になる神経があって云々…という説明がありますが、ここではこういった内容は割愛させて頂いて、東洋医学的な自律神経の捉え方をご説明していきたいと思います。
自律神経の働き
自律神経の働きを簡単にいうと
外的な刺激に体を対応させようと調節してくれる神経です
例えば
- 暑くなって汗をかく、寒くてふるえる・鳥肌が立つなどの体温調節
- 運動をして心拍数が上がる、気温で血管が拡張収縮するなどの血流調節
- 夜になると眠くなる、疲れると眠くなるなど体を回復させる為の調節
- お腹が空くといったエネルギーを取り込む為の調節
などなど他にも沢山ありますが、外からの刺激(ストレス)に対して体を対応させる為に調節してくれています。人が生きていくうえで、生命を保つ為に起こっている体の生理現象全てが自律神経によって調節されているという事です。
なので自律神経が乱れてしまうと色々な事がきっかけで、多種多様・十人十色の症状や不調がでてくる事になります。
自律神経の凄い所
これも一言でいうと
自然のリズムと体のバイオリズムを調和させる事です
日本には四季があり、春夏秋冬と気温や気候が変わり、台風など気圧が急激に乱れる事や暖冬や冷夏といった異常気象が続く事もあります。また、地域によって寒さが厳しい、夏が暑いという様な違いがあり、国が違っても変わってきます。この様な自然の変化と人間の普段の活動(仕事や学校、家事)によって起こる体の変化(運動、食事、睡眠)である体のリズム(バイオリズム)を調和させて体に不調をきたす事なく健康に活動できる様に、いろいろな角度からの刺激に対して、体の状態が乱れ過ぎない様に、24時間365日常に無意識で働いてくれているのが自律神経なのです。
自律神経が乱れる原因
もっとも大きな原因は
頑張らさせ過ぎて疲れてしまうこと
どんな刺激(ストレス)に対しても体の状態を一定に保とうとしてくれるので、急激な寒暖差など振り幅が大きと、それ程沢山働いてくれる事になります。また小さな変化でも長期になると慢性的に同じ刺激(ストレス)受け続ける事にもなります。こういった事が原因で自律神経が疲れてしまうと乱れる原因になります。
その刺激(ストレス)というのが
- 寒暖差(エアコンと外気など)
- 寝不足、夜更かし
- 仕事などによる過労
などで、その乱れやすい体質をより悪化させる要因として
- 食べ過ぎ、飲み過ぎ
- 運動不足
などがあります。
なので、「何となく体の不調が出始めた」「季節の変わり目になると調子が悪い」「季節性の症状がある」「眠れない」「疲れが取れない」など自律神経の乱れによる症状が出始めている方は、刺激(ストレス)を減らし、体をしっかりと休ませてあげる事が大切です。
自律神経の乱れに鍼灸治療が良い理由
それは、
自然との調和を取る事を長寿の根本としている医学だからです
東洋医学全般にいえる事ですが、自然の理にそった生活をする事が健康に長生きする為の秘訣という考え方が根本にあります。
自然の理というのは、四季や物理的な現象など普段起こっている自然の中の変化の事で、東洋医学ではそういった自然の道理を人に当てはめて体の状態を診ています。
体で起こっている事が、全て自然界の道理に照らし合わせて考えられるという事です。なので自然と調和を取るという事がすごく大切で、病気や不調が出ると体の調和が乱れている所を整える治療をします。
自律神経は自然との調和を調節する神経
東洋医学は、自然と調和を取る事を根本とした医学
このようにすごく相性がいいんです。
次回は具体的な自律神経の乱れを整える方法をお話したいと思います!
自律神経の乱れを整える為の、普段から意識して頂きたい家庭で出来る養生法
自律神経の乱れによる症状
どんなご症状でも一度ご相談下さい!!
歩きにくい、フラツキがある、手足が動かしにくい、しゃべりにくいなどの難病に関係する症状や、
酷い首肩こり 頭痛 腰痛 めまい 胃腸の不調 不眠 など
お困りの不調がありましたら、
どんなご症状でも一度ご相談下さい。
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