運動器の症状(肩こり、腰痛、肩痛、膝痛など)

養生法

日々の介護やデスクワークなどにより、関節や筋肉に負担がかかり、ダルさや凝り痛みを起こす事は多いと思います。軽症の場合は、ストレッチをしたり、お風呂に浸かって疲れを取る事で改善しますが、慢性化してくるとなかなか症状が改善しません。その原因と対策をお話させて頂きます。

運動器の症状の原因と対策

慢性の筋肉の凝り・痛みの3原因

一つ目の原因として、凝りや痛みは、筋肉に負荷がかかる事によって起こります。東洋医学では気の流れが悪くなっているという様に考えます。例えばホース踏んづけて水の流れが悪くなっている様なイメージです。原因が一時的負荷であれば、それを取り除いてあげる事で改善します。ですがその原因が長期に渡り、慢性化してしまうと、体自体も負荷に対し変化を起こしてしまうので、改善しづらくなってしまいます。ホースで例えると形が変わってしまい、元の通りに水が流れなくなってしまっている様なイメージです。

また、二つ目の原因として、体質としての気を流す勢いです。若い方や普段から運動をしている方、精神的に充実している方は気の勢いが良いので、多少の負荷がかかっても直ぐに治ります。逆に運動不足の方や少しストレスで疲れている方は、気の勢いが弱く負荷に対して直ぐにに対応出来ず、凝りや痛みが残り易くなります。

三つ目の原因としては、根本的な体の健康です。二つ目の原因の元になるのですが、寝不足や胃腸の不調、便秘などがあると体の生理活動が快適に行われず、結果として気の流れが悪くなってしまいます。

慢性の筋肉の凝り・痛みの対策

筋肉にかかる負荷を減らす事が一番ですが、日々の介護やデスクワーク、力仕事など避ける事が出来ないのが現状だと思います。ですので、出来れば合間にストレッチなどをして筋肉をほぐしてあげる事が大切です。これは原因の気の流れを良くする事につながります。

次に定期的に運動をするという事です。この運動も体を大きく動かしながら伸び伸びとして下さい。激しい運動というわけではなく、歩きながら手を回したり足を大きく上げたりというような感じでやって頂ければ十分です。

最後に体の根本的な調子を整える為に寝不足に注意して、食事も偏り過ぎないように注意して下さい。

それでも治らない時は、鍼灸治療

上記の事を気を付けて頂ければ、徐々に改善してくるのですが、既に慢性的な酷い凝りがある方や、脊柱管狭窄症やヘルニアなど器質的な疾患を持っている方は、まず治療により症状を改善させて、それから再発予防として実行して頂くと良いと思います。

また他にも、分かっているけど自分では出来ないといった方も、定期的な治療により改善させる事も出来ますのでご相談下さい。



コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました