オンオフ現象の治療前後の変化(パーキンソン病)

パーキンソン病・パーキンソン症候群症例集

40代女性

〇症状
体が急に固まって動かなくなってしまう。薬の加減や体の調子によってその日の様子が違ってくる。
治療に来られたこの日は、調子が悪く足を引きずるながら来院されました。

〇治療方針
パーキンソン病の筋固縮の場合、自分で力が抜けない、抜き方が分からない為に固まってしまい、動けなくなるという事が多いので、治療により力が抜けるベクトルを作る事が先ず大切になってきます。
簡単にいうと、リラックスしてもらうという事なのですが、そういった効果を出す為の治療をしていきます。そこから固くなった筋肉やそうなってしまう原因を取り除く為の治療をしていきます。

〇経過
最初の力を抜く為の治療をした時点で、力が入ってギュっと握っていた手が開き、体全体も緩みました。そこから背中を中心に全身の筋肉の固さをとる治療をし、調節治療をし終了になりました。
着替えてベットから出てこられると、最初とは違いスムーズに歩いて帰られました。
治療前に薬を飲んでから施術をしているので、薬の効果がありますが、相乗効果で鍼灸によって力を抜くベクトルにもっていく治療をした症例です。

オンオフ現象(ウェアリング・オフ)の記事はこちら

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