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パーキンソン病のウェアリング・オフ現象と体調の関係

パーキンソン病の症状難病の症状

大阪市都島区・京橋の鍼灸院【南川はりきゅう院】です。

当院では、パーキンソン病による動作の不安定さや、薬の効き方のムラでお悩みの方への鍼灸施術を行っています。

今回は、
「パーキンソン病のウェアリング・オフ現象と体調の関係」
についてお伝えします。


ウェアリング・オフ現象とは?

ウェアリング・オフとは、薬を飲んでしばらくは動きやすいけれど、
次の服薬時間が近づくにつれて症状が強くなる状態をいいます。

患者さんの言葉では、

  • 「薬が切れてくる感じがする」
  • 「急に体が重くなる」
  • 「動きが小さくなる」

と表現されることが多いです。


本当に“薬の問題”だけでしょうか?

もちろん、薬の作用時間や量は大きく関係します。
しかし臨床の中で感じるのは、
体調によってウェアリング・オフの出方が変わる方が多いということです。

同じ薬を同じ時間に飲んでいても、

  • よく眠れた日は比較的安定している
  • 疲れが溜まっている日は早めに崩れる
  • 緊張する予定がある日は症状が強く出やすい

といった違いが見られることがあります。


体の「土台」が影響している可能性

体は、睡眠・疲労・ストレス・気持ちの状態などの影響を常に受けています。

① 睡眠不足

睡眠が浅い、途中で何度も目が覚める状態が続くと、
自律神経のバランスが乱れやすくなります。

すると、薬の効き方にも影響が出やすくなります。

② 慢性的な疲労

疲労が抜けきらない状態では、
体の回復力が落ち、動き出しの反応が鈍くなりやすくなります。

③ ストレスや緊張

人前に出る予定がある日や、気を遣う場面では、
体がこわばりやすくなります。

その結果、薬が効いていても
「動きにくい」と感じることがあります。

④ 気持ちの浮き沈み

落ち込みや不安が強いときは、
体のエネルギーが内側にこもり、動きにくさを感じやすくなります。


東洋医学からみたウェアリング・オフ

東洋医学では、薬の作用だけでなく、
体の巡りや土台の状態が整っているかどうかを重視します。

睡眠不足や疲労、強い緊張が続くと、

  • 気の巡りが滞る
  • 血流が低下する
  • 筋肉のこわばりが強くなる

といった変化が起こりやすくなります。

その結果、薬の効き目が不安定に感じられることがあります。

つまり、
ウェアリング・オフは「薬の問題」だけではなく、体全体の状態とも関係している可能性があるということです。


日常でできること

  • できるだけ睡眠時間を確保する
  • 疲れを溜め込みすぎない
  • 緊張する予定の前は余裕をもって行動する
  • 深呼吸や軽い体操で体をゆるめる

こうした積み重ねが、
薬の効き方の安定につながる場合があります。


鍼灸でできるサポート

鍼灸では、

  • 自律神経のバランスを整える
  • 筋肉の緊張をやわらげる
  • 睡眠の質を高めるサポートをする

といったことを目標に施術を行います。

薬をやめるための施術ではありませんが、
体の土台を整えることで、
「薬の効き方のムラが少し落ち着いた」
と感じられる方もおられます。


実際の変化例

50代の女性の方で、
薬が切れかけになると急に体が動きにくくなり、
次第に薬が効いている時間も短くなってきたため、
服薬の間隔も徐々に短くなっている状態の方がおられました。

特に、

  • 夜の眠りが浅い
  • 日中の疲労感が強い
  • 不安感が出やすい

といった体調の不安定さが重なっていました。

鍼灸を行うと、

  • その日の夜はぐっすり眠れる
  • 翌日、体が軽く感じる
  • 気分がすっきりする

といった変化がみられ、
それに伴って薬の持続時間が少し長くなり、
薬が切れかけの時間帯も以前より穏やかに過ごせるようになりました。

この安定した状態が、およそ1週間ほど続くこともあります。

もちろん個人差はありますが、
体の土台(睡眠・疲労・緊張状態)が整うことで、
薬の効き方の体感が変わる可能性を感じさせる例でした。


東洋医学的にみた“土台を整える”意味

東洋医学では、
睡眠は「気血を回復させる時間」と考えます。

眠りが深くなることで、

  • 消耗したエネルギーが補われる
  • 筋肉の緊張がゆるむ
  • 自律神経のバランスが整う

といった変化が起こりやすくなります。

また、気持ちが落ち着き、不安や緊張が和らぐと、
体にかかっていた“無意識のロック”が外れやすくなります。

その結果として、
薬の効き方が安定して感じられることがあると考えています。


まとめ

ウェアリング・オフは、薬の作用時間だけでなく、
その日の体調や気持ちの状態とも関係している可能性があります。

もし最近、

  • 薬が早く切れる気がする
  • 日によって差が大きい
  • 緊張すると特に動きにくい

と感じている場合は、
体の土台を整える視点も取り入れてみる価値があります。
薬を増やす前に、体の土台を整える視点も大切です。

大阪市都島区・京橋の【南川はりきゅう院】では、
パーキンソン病によるウェアリング・オフや動作の不安定さに対して、
お一人おひとりの体調に合わせた施術を行っています。

お困りのことがあれば、いつでもご相談ください。



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