不摂生する為の養生法という事で今回は、冷たい物を取り過ぎると何故ダメなのかを、体に起こる異変から解説し、冷たい物を取り過ぎた後の対策についてお話したいと思います。
今年の暑い夏、すこーし我慢を減らして健康的に過ごせる様に、体の異変の理由をしって後からでもケア出来る様に準備しておきましょう！
不摂生する為の養生法
夏に冷たい物を取り過ぎると何でダメ？
今年の夏は各地で40℃近くまで気温が上がり、猛暑日が続いていますね、熱中症危険度も［極めて危険］という日が多くなっています。そんな日が続くとつい冷たい物ばかりを飲んだり、食べたりしたくなってしまいますね。でも健康対策的に冷たい物の取り過ぎはダメとよくいわれます。そんな事言ってもこんなに暑いのに…どれくらいだったらいいの？といった疑問や不満があると思います。なので、ここでは不摂生する為の養生法という事で、不摂生によって体に起こる異変を知り、何故ダメなのかを後から体をケアする対策と共にお教えします。
冷たい物を取り過ぎると何故ダメなのか？それは体が冷えてしまうからです。【体が冷えてしまうと様々な生理機能が低下します。特に胃腸が冷やされて食欲が低下し栄養が取りづらくなります。】というのが一般的な理由ですが、東洋医学的に考えると最も重要な理由があります。それは、発汗が出来なくなる事です。冷たい物を食べると胃が冷やされます。すると胃を温めようと体中の熱が体内に集まってきます。そうなると体表で汗と共に出ていくはずだった熱も体内に取り残される事になり、体中に余分な熱が溜まってしまう事になります。夏は本来、陽気を体中に巡らせて、その結果発汗し、余分な夏を排出しデトックスする様な季節です。冷たい物を食べる時に体に起こる異変は、季節と逆の事が起こっているので、適度に体を冷ます位には良いですが、取り過ぎは良くないという事です。更に最近は空調が発達し、クーラーをガンガンに効かせた部屋でいる事が多いので、更に発汗出来なくなり、それにより体に余分な熱が溜まり、熱中症などの不調に繋がりやすくなっています。そこで対策ですが、簡単で、しっかり汗をかくという事です。汗をかいて体の余分な熱を追い出しましょう。詳しい対策は次項に載せてますので、参考にしてみてください。
夏に体を冷やし過ぎた後の対策
食事や睡眠をしっかりととるという事が基本になりますが、冷たい物を取り過ぎたり、クーラーの効いた部屋で一日居たりしたという場合は試してみて下さい
・お風呂につかる
一番おススメの方法です。じわっと汗が出る位ゆっくりつかると良いです。
・太陽に当たる
日光を浴びる事で体の陽気が活発になり全身の巡りが良くなります。
・お白湯を飲む
冷えた胃腸が温まる事で全身がぬくもり、発汗につながります。
・辛い物を食べる
辛味を食べる事で強制的に発汗し余熱が出ていきます。夏に辛い物を食べる理由が是ですね。胃腸の弱っている方などにはおススメしません。
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