食欲不振

疾患説明

食欲不振

胃腸の不調だけではなくストレスなどでも起こる食欲不振、体調不良の初期症状として出る事が多く、自然に治る事もありますが、放っておくと不調が悪化する事もあります。そんな食欲不振の原因と対策についてです。

食欲不振の原因

西洋医学的な原因としては、主に食道、胃、腸、肝臓、膵臓など消化器系の不調によるもので炎症性、潰瘍性、癌などがあり、消化器以外の疾患としては、心不全や慢性腎臓病、甲状腺異常などがあり、あまりに長引く様な食欲不振は、他の症状が出ていないかを確認して、病院での受診が必要になってきます。

東洋医学的な食欲不振の見方

東洋医学的な食欲不振の捉え方は、主に脾や胃の不調により起こると考えます。

脾胃は食べた物を消化吸収して、血をつくり全身に栄養を送る働きと、要らない老廃物を体外に出す様に促すといった働きがあります。この脾胃の働きが弱ると、消化吸収が上手く出来ずに下痢になったり、詰まると便秘になったり、受け入れる事自体が出来なくなると食欲不振になります。

次に脾胃が弱る原因ですが、それはストレスと過剰な湿です。逆に脾胃を良く働かす因子は手足を良く動かす事です、言い換えると運動するという事です。

●まずストレスですが、体がストレスを受けると反応して緊張状態になりますが、この緊張が脾胃にも影響して正常に働く事ができなくなってしまいます。

●次に湿ですが、脾胃は飲食物を消化吸収している所なので、常に適度な水分がありそれを分別して全身に栄養を送るという水分代謝の働きもしています。ですので過度な湿は脾胃を過剰に働かせる事になるり結果オーバーヒートして弱ってしまう原因になります。

●そして良い因子である運動ですが、運動する事で体の余分な緊張がほぐれ巡りが良くなり、運動により発汗など水分代謝がよくなる事で余分な湿が捌かれるので、結果的に脾胃の働きを良くする事になります。

食欲不振の対策

日常生活を見直し、少し体を動かす

睡眠不足が続いていたり、仕事や家事などのストレスによる疲労が溜まっていたりする事が胃腸の働きを弱める事になります。少しでも思い当たる事があれば、睡眠を良く取って疲労回復につとめたりストレス発散のために運動やストレッチしたり気分転換で外出したりといった対策をしてみて下さい。

慢性的で定期的に繰り返す様な食欲不振や胃のもたれなどがある場合は、鍼灸治療で整える事もおススメです。

鍼灸治療のおススメ

体全体の緊張を緩めます

不調が長引いていたり、普段の仕事や家事などでのストレスになれてしまっていると体の緊張状態が長引き、自分でも気づかないうちに緊張状態が慢性化しているという事がよくあります。こういった体の過緊張状態は体の巡りを悪くして、様々な不調を起こす原因になります。鍼灸治療では体の緊張を緩め全身の調子を整えます。

体の水分代謝を整えます

不調のある方は、便秘気味になっていたり、運動不足で汗をあまりかいていなかったりと水分代謝が悪くなっている事が多く、体に余分な水分を溜め込んでいる事が多いです。鍼灸治療ではそんな滞ってしまった水分代謝を改善し体調を整えます。

自律神経の乱れを整えます

自律神経の乱れは消化機能を弱らせる原因になります。鍼灸治療で全身の状態を整える事で自律神経の乱れによる症状を改善し、体調を整えて行きます。

様々な症状・疾患、体質に合わせて施術します

不調の原因は様々で、同じ症状でもお一人おひとり違ってきます。個々の症状や不調の原因をしっかりとつきとめ、それに合わせた治療をしています。



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