吃音

疾患説明


吃音について

吃音とは、言葉のはじめが詰まったり、スムーズに話せないといった症状です。
2歳から5歳の頃に発症する事が多い症状です。
言葉や理解、語彙力の発達と共に自然に無くなる事が多いですが、中には症状が長く出てしまう場合もあります。

吃音の要因と治療

吃音の根本的な原因は明らかになっていない事が多いようですが、症状発症の要因や悪化因子などから、体質を診て治療や予防をする事が可能だと思います。
要因として考えられるものは、

・精神的な緊張
・上手く話せないという不安
・上手くやらなければいけないという緊張
・体の過緊張
・成長過程で、自身の伝えたい事に語彙力・表現力がついていかない為

主に精神的な緊張が体の緊張につながり吃音を発症している事が多いと思います。
更に本人が症状に対して気負いを感じると余計に出易くなる事もあります。

心の緊張が常にあると、身体も常に緊張状態にあり、少しのきっかけで過緊張状態になってしまいます。そういった状態を改善する為に、先ず身体の調子を整える事で、心の緊張に対する余裕を持てる様にしていきます。そうする事で、心と身体の緊張のコントロールがしやすくなり吃音の改善につながります。

身体の調子を整える為に鍼灸治療では、食事睡眠普段の運動量ストレスの具合と、実際のお身体の状態をみていきます。その中で睡眠不足による身体全体の弱りや胃腸の不調など、バランスの崩れを治療していきます。
このようにして身体全体が整う事で、緊張状態が緩和していきます。

お子様の体質に合わせた治療

お子様は、成長する為に凄いエネルギーを持っています。
それを潤滑に消費していく事が大切なのですが、勢いが強い分少しの事で詰まり易いのも特徴です。
かんしゃくや夜泣きなどもそういった特徴から出ているもので、吃音もその一つだと考えています。

何が詰まりの原因になっているのか(ストレスなのか、身体の異常なのか 疲れからなのか など)を考え対処・治療していく事で改善していきたいと思っています。

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